ぐうたら村よりたかちゃんです。ぐうたら村の管理人小屋では、管理人のゴリが暇を見つけては精を出していることがあって、それは動物や昆虫のはく製や標本作りです。ニホンミツバチが人間にとってたいせつな存在であることは、ちょっと蜂蜜をなめてみればみんなわかるだろうけれど、オオスズメバチが人間にとってたいせつな存在だということはなかなかわかりにくい。…ので、あの手この手で伝えたい(本人談)のだそうです。
その作業風景は、興味ある方は興味津々だと思うのですが、作業途中の虫や動物の遺骸を、ポンっと置いたりしてあると、わたしなんかは時々ギョッとすることがありまして…。本人曰く、子どもの頃からずっとやり続けて上達してきたことだそうで、子どもの遊びに近いところがありますから、勝手に片づけると大騒ぎするし、なかなか大変なこともあります。この秋は、本人が動物の遺体を煮る作業に使っている鍋を、わたしがそうとは知らずに栗を煮るのに使ってしまうという事件もありました…。そのあたりは、もうほんと小学生といっしょにいるのと変わらない気がします。
これなんとかならないのかなあ…と思いながら、春から見て見ぬふりをしてきた袋に入った骨を、先日ようやく手をつけていて、これはシカの腰椎だそうで第1から第6まで美しくそろっているのだそうです。(その素晴らしさが、よくわかんない…。)三日ほどかけて、鍋で煮込んだり、ゴシゴシ洗ったり、漂白したり、まあ時間のない中よくやるねと見ていましたが。
作業が終わってできあがりを見せてもらったら、驚くほどに美しいし、命ってよくできているなあと思うし、これはどうして?もたくさん出てくるし、いつもこの時はこの作業をしていることがよくわかるのですが、でもやっぱりギョッとしたり大変な時はほんと大変。
みなさん、ぐうたら村での学びの時に、ゴリが標本や、はく製を取り出したら、よくよく味わっていただくのと同時に、ちょっとニヤニヤと見ていただければと思って、ぐうたら村管理人の裏話を書いてみました。
(ちなみにゴリのカメラで撮っていると、なんか写真うまくなってるかも?!)