ぐうたら村企画のこの秋のイベント、スライド&トークショー「小さな太陽」の開催が、いよいよ今週金曜日となりました。
「小さな太陽」は、2011年の東日本大震災が起きた数日後に、豆先生とゴリが電話で連絡を取り合い、子どもに関わるいろいろなことが揺らぐであろうこの時に、倉橋惣三さんの言葉を皆で分かち合いたい。それをチャリティのポストカードブックにして、収益を被災地へ送ろうと、フレーベル館と共に震災後すぐに動き出した企画に端を発します。
その後、年に一度は二人で、スライド&トークショー「小さな太陽」を開き、子どもへのまなざしを語りあってきました。また、倉橋さんの言葉に写真をあてることも続け、2017年7月には『小さな太陽』という1冊になりました。
「小さな太陽」という言葉は、倉橋さんの『育てのこころ』の六月という章の「天の太陽は雲につつまれる日があっても、ここの小さな太陽たちは、いつだって好天気だ」という文章から抜かせていただいています。これは子どもが、希望の存在であり、未来を共に創り出す存在だということを、改めて心に留め、目の前の子どもたちと共に歩みたいという願いを込めたものです。
ヒトの子どもは、ヒトの社会で育ちますから、育ちや育てが社会の動向を受けることは自然です。しかし、これほど社会の様々な局面が急速に変化し、社会の大きな構造も変化してゆく時代に、育ちや育てに関わることはずいぶんと大きく揺さぶられています。そんな時代だからこそ、時には誰に頼まれるわけでもなく、短い時間では変わらぬものについて話したい。これが豆先生とゴリの想いです。今回は金曜日の夜という、忙しない時間の開催とはなりますが、豆先生とゴリが穏やかに子どもへのまなざしを語り合い、それを会場の皆さんと分かちあうひと時となると思います。
まだ席が少し空いています。どうぞ、ご都合がつく皆さま、会場へいらしてください。保育者の方でなくても、まったく問題ありません。どうぞ周りのたいせつな方を誘っていらしてください。お待ちしています。